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雍正帝

皆様 こんばんは。
昨日は中日ドラゴンズが優勝してご満悦のpiaopengです。
今年は本当によいシーズンでした。
山本昌のノーヒットノーランもあったし、川上・朝倉も活躍してくれたし、鉄壁の二遊間は健在だし、福留もよく打ってくれたし。
岩瀬は期待を絶対に裏切らないし・・・。デニーは相変わらずかっこいいし(←オイ

あとは日本一になってもらうだけです。
どうか私が生きている間に日本一になって。お願い。
昨日はビールかけをしたい位でしたが、自宅でやると掃除が大変。
お風呂でやるのは情けない・・・ってわけで。

「口腔内ビールかけ」

・・・・な~んて言わずに素直に祝杯をあげました、と言います。


・・・前フリにえらく力が入りましたが。

今日のネタは先日「科挙」の記事のときに夢華録さんから教えていただいた本。

『雍正帝』宮崎市定:著/中公文庫

これのご紹介です。

雍正帝は清朝5代目の皇帝です。
ちなみに4代目は康熙帝。
康熙帝は康煕字典(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%B7%E7%86%99%E5%AD%97%E5%85%B8)で有名です。
私は康煕字典はまだふれたことがないですが、名前だけは知っていましたのでご紹介。

で、その雍正帝。
いわゆる真面目な方でした。
朝早くから仕事をし、夜は地方から届いた臣下からの手紙にいちいち返事をしたとのことです。
そして、彼の言うことには
「朕に対して成人だの何のかのというお世辞の言葉は大嫌いだ。こんな下らぬ手紙は目を通す閑が惜しい。」
「朕に会いに来ても別にこれといって朕から訓辞することはない。用事はすべて手紙で足りる。遠い道程を空しく行ったり来たりするばかりで、その留守の間に政務が渋滞するのが落ちだ」

・・・これは、徹底した合理主義者だなぁ。
ふと、日本の江戸時代にあった「参勤交代」を見たら彼はなんと言っただろう、と思っちまいました。

私も似たようなところがあって、最近深く反省しているところなのですが、人生、遊びの部分もないと味気ないものです。
なりふりかまわず、自分でどんどん進めて行くのは周りが大変。
いや~・・・日々家族を「早く・早く」と追いたて家事の時間をなるべく短縮する上に、時間を切って「時間外労働はしないわよ。のんびりしたければ、後片付けまで責任もってね」と宣言している私としては・・・この雍正帝の姿勢は苦笑せざるを得ません。
(まぁ、それでも彼は本当に心底時間が惜しいと思って、そうやってやりくりした時間を有効に利用したんだと思いますが、私は・・・<以下省略)

そして雍正帝の政治について作者は
「正に善意にあふれた悪意に政治」と評し、独裁政治の絶頂期に当たる彼の治世は民衆を独裁制でなければ治まらないように方向付けられてしまい、それはいまだすっかり終わってはおらず、大きな歴史の裁きを待っていると締めくくっています。
雍正帝の治世を通して、中国の近現代につながる政治情勢を暗示したようにも思えました。

そしてもう一つ。
『雍正硃批論旨解題』という論文も同時に掲載されています。
緒言を興味深く読みました。
著者がどのようにこの研究に取り組んだかが記されています。

中でもテキストの底本としたものが原版でないことが分かったものの、手に入らずにいたとき、何気なく入った古本屋で望む版のものを手に入れたというくだりは・・・運命を感じずにはいられません。
縁ってこういうものなんだなぁ、と思いました。
それから、指導を受ける機会も少ない私のような立場の者にとって、人がどのように研究を進めるのかと言うのは非常に興味があります。

そういう意味で勉強にもなり、人間としての雍正帝の魅力も感じることが出来ました。


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コメント
★jitenfetiさま
そうですねぇ。中国で出版されている本を日本の代理店を通して買うと本当に高額になってしまいます。
手数料とか、郵送料とか・・・いろいろと人の手を介して届くんでしょうけど、それにしても・・・。
もう少し安くなってくれるとうれしいのですが。
いろいろと教えてくださりありがとうございます。
2006/10/15(日) 19:35 | URL | piaopeng #-[ 編集]
康煕字典
 東京の内山書店とか当方書店などで買えます。
 中国なら数分の一の金額でしょう。
 「新華字典」は、日本語版が3500円ぐらい、東方書店による付録追加版が2500円ぐらいなのに対し、中国の元版は、内山書店などで購入しても700円ぐらい(2色刷りで1000円ぐらいのものを購入しました)。中国で買えば、もっと安い。
 内山書店などの輸入代理店で買う価格は、レートの関係で変動しますが、10年ぐらい前と比べ、現在のほうが安くなっているようです。
 中国の本は、中国での価格は、驚くほど安いのですが、漢和辞典・国語辞典の小型本は、他の本と比べ、かなり安いので、輸入代理店で買うと、日本の辞典に比べそんなに安い気がしないかもしれませんが、大型本は、日本のものより驚くほど安く、小型本でも中日辞典と比べると半額ぐらいです。
 詞典(日本で言う辞典)は、あまり安く感じないかもしれませんが、字典は、かなり安く感じると思います(56,000字全4巻約5000ページの『漢語大字典』も85,568字全1巻約2000ページの『中華字解』も15,000円でお釣りがあるはずです)。
2006/10/14(土) 12:40 | URL | jitenfeti #vk7Sntis[ 編集]
★jitenfetiさま
わ~・・・さすがお持ちなんですねぇ。
中国語版が5000円前後というのは現地で購入?
それとも日本に取り寄せて購入されたのですか?
講談社は返り点をつけて発行しているのですねぇ。
すごいなぁ。

2006/10/14(土) 06:39 | URL | piaopeng #-[ 編集]
康煕字典
 持っています。と言っても、最も安い同文書館版です。
 中国版は、5,000円ぐらいから色々ありますが、返り点のある講談社版は、高いですね。
 そこまで出すのなら、「漢語大字典」などの大型の字典が変えます。
2006/10/13(金) 17:55 | URL | jitenfeti #vk7Sntis[ 編集]
★夢華録さま
おや。仲間だわ。昨日は日本ハムに決まりましたね!
今年の日本シリーズは人気あるだろうなぁ。
新庄の引退もあるし。おもしろそう。
いつも本をご紹介くださりありがとうございました。

★akiさん
おや。akiさんは愛知県のご出身ですか。
akiさんが時間が足りないと言うのは本当にそうでしょうね。
留学期間には限りがあるし、やらなきゃいけないことも目白押し。
いつもの代わり映えしない一言だけど。
お互い、がんばろうねぇ。

★しほりちゃん
うんうん。言論の自由を奪うひとは私も嫌いですねぇ。
胡錦涛に似ているか・・・なるほど。
2006/10/13(金) 05:37 | URL | piaopeng #-[ 編集]
なんとなく胡錦濤さんに似てるような、似てないような。

とにかく私は言論の自由を奪うヤツは嫌いです。
2006/10/12(木) 23:06 | URL | しほり #R63KSl6.[ 編集]
中日優勝おめでとうございます!!
僕は愛知県生まれですが、残念ながら中日ファンではないんです。というより好きな球団がありません。みて楽しめればそれで満足します。

合理主義・・・今僕に必要なことです。あー時間がもっとほしい
2006/10/12(木) 18:49 | URL | aki #-[ 編集]
実は私も小さいときからの中日ファンなのです。
落合の涙にはぐっときましたね。
雍正帝は中国人に人気がある指導者です。朱熔基がすごく似ていると言われました。でもこんな働き者の上司がいたら部下は困るでしょうね。
指導者のオーラもその周囲の「空気」も描いている名著だと思います。
こういった名文を書く大学者が今の日本にはいないのが寂しいことです。
2006/10/12(木) 11:58 | URL | 東京夢華録 #-[ 編集]
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