感受日本

皆様 こんにちは。
中日は、負けてしまいました・・・。
次はグランパスに賭けるとして。

今日は
感受日本』(欧陽蔚怡:著 湖北出版社)
について書きたいと思います。

先々週、中日新聞でこの本を紹介する記事が載りました。
そこで著者が名古屋在住であることを知りました。
外国人が日本について書いたものに興味を持ったということもありまして。
早速次の日に連絡をとり、この本を手に入れました。

著者は1988年に京都の大学に留学。
それ以来ずっと日本に住んでいらっしゃるそうです。
その間20年。
著者が見た日本の習慣や教育・人々の感性などについて書かれています。
教育に関しては御自分のことだけでなく、母親としての体験も元にしてあり。
私も母親として共感できる物がありました。

それら個人的な感想からちょっと離れて、気がついたことをいくつか。

まづ、著者の日本文化に対する造詣の深さです。
例えば、ハンカチについて書かれたところでは。
数年前に話題になった「ハンカチ王子」を例にひくだけでなく。
昭和の映画「幸せの黄色いハンカチ」など昭和の流行も取り上げられています。
おそらく著者はリアルタイムでご覧になってはいないかと・・・。
ただ単に長く日本にいる、というだけではなく積極的に日本の文化について知ろうとなさったのだなぁ、と思いました。

次に翻訳の巧みさです。
私がひざをたたいたのはこれ。
『身体健康,长期出差』・・・間違いだったらすみません。
私が思うに、「亭主元気で留守がいい」だと・・・(笑)
もしこの言葉を日本人が中国語に訳そうとしても・・・こんな風に訳せるでしょうか。
米原万里さんもこの種の翻訳は、かなり高度であると指摘していらっしゃいます。
(・・・たしか『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』にあったと思いますが、本がすぐに見つけ出せません・・・私の整理の悪さをお許しください)

それから、「KY」という最近の流行語を説明するときも。
日本語では「KUKI」 「YOMENAI」の「K」と「Y」なのですが。
中国語では「空气 (KONGQI)」「阅读(YUEDU)」と表現してあり、見事に「K」「Y」となっています。
意味をだらだら説明するよりも、よほど的確で通じやすいと思い感心しきりです。

全体として、著者が見た日本の価値感は聊か年代的に上のような気がします。
主婦のことを「终身职业(永久就職)」と言ったり、山口百恵を取り上げたりしていますが。
その生き方を本当に理解できるのは日本人でも40代以上だと思われます。
しかし今もなお、この夫婦のありようは日本人にとって典型的はモデルであることは間違いなく。
そういう意味では日本の本質的な部分を的確に捉えていらっしゃると思うのです。

中国の方にとっては日本を深く知るきっかけにもなるし、日本人にとっては知っていることというよりは、改めて新鮮な気持ちがすると思います。
それから、写真が多用されているので写真を見ているだけでも面白かったです。
名古屋の景色も多く、見知った風景を見ると「あぁ、これは・・・」と場所が特定できるので個人的に楽しんでいます。

最後に、不思議に思ったことを1つ。
「じゃんけん」を取り上げたくだりで、発音を表現するときに「Jiang Kian」とありました。
例えばローマ字だったら「jyan ken」ですよね。
この発音が何か分からなくて・・・。
これが気になって仕方ありません(笑)

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