中国文学の流れを知るために

すっかり秋らしくなりました。
窓を開けていると、金木犀の香りが漂ってきて。
こころが癒されます。

先週のことですが久しぶりに鶴舞図書館に行ってきました。
そもそもの目的は、この2冊を借りるためでした。

《元明詩概説》 吉川幸次郎:著 岩波文庫
《唐詩 その伝達の場》 鈴木修次:著 NHKブックス

2Fの中国文学との場所に行って探していると、他にも興味のそそられるものがありました。
そしてつい、本来の目的を忘れてこれらの本も。

《現代中国の文学》 竹内実:著 研究社
《中国文学を学ぶ人のために》 興膳宏:著 世界思想社

二冊目の《中国文学を学ぶ人のために》は中国文学の主要な表現方法である「詩文」「詞」「戯曲」「小説」などについて章立てで書かれています。
それぞれのジャンルの盛行は時代によって分かれるので中国史の流れも一緒に再確認できる気がします。

そして竹内実先生の《現代中国の文学》です。
この書物の奥付を見ると分かるのですが、昭和47年発行なのです。
書かれた時代は巻末の年表によると、1971年・・・つまり文革初期までのこと。
始まりは「魯迅以後」となっているので、今年10月に建国49周年を迎えた人民共和国成立の13年前より・・・その間35年あまりの文学史がそのテーマでした。
私にして興味があったのは「胡風批判」と「丁玲批判」
「胡風批判」に関しては巴金が晩年に書いた随想録の最終節に「胡風に捧ぐ」(原題:怀念胡风)を書いているし、もしかしたら他の人も彼について書いたものがあるかも知れないということ。
丁玲については「丁玲自伝」という本がありまして。

こういうのとあわせて読んでみると面白いだろうな。
文学史としてはこの時代について、私のような学習者が読みやすいようにと考えられたものも他にあるということ。
それから竹内実先生が書かれたものから既に40年近くが立っているということを考えると、その後の研究によって、事柄に対する評価がもしかして微妙に変わっているかもしれない、という点が今後の楽しみです。

これらをゆっくり追うことの出来る時間と、能力が欲しいものだと思いますが、今のところブログに覚書を書くのが精一杯なのが残念です。

話し変わって鶴舞図書館ですが、希望すればIDがいただけて本の貸し出し状況と貸し出し延長がネット上で出来るようになり名古屋市図書館のHPが便利に変わっていました。
今回私もIDを発行してもらいました。
名古屋市も財政が厳しいはずですが、予算のこういう使い方は個人的に賛成です。
広報はしなかったのかな。
市が作っている広報誌にお知らせとして載せればいいのに。
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コメント
★夢華録さま

急に涼しくなっちゃって、『食欲の秋』が先行しそうで怖いですが(^_^;)
ぼちぼちと図書館に行く時間が持てる程度に気持ちの余裕が出来たので、通うのが楽しみです。
今、読みたいと思っているのは『あの戦争から遠くはなれて』と余華の『兄弟』です。
両方とも比較的新しい本なので、予約しないと読めないかも。
こういうとき、家に居ながらにして予約などが出来ると本当に便利ですね。

2008/10/06(月) 21:03 | URL | piaopeng #-[ 編集]
読書の秋ですね。

図書館は私の住んでいる渋谷区もとても便利

になりました。

人気のある新刊本もネットで貸出予約ができ

るので気になる本はどんどん予約するように

しています。

税金を払っているんだから

どんどん利用しなくてはね!

2008/10/05(日) 20:58 | URL | 東京夢華録 #-[ 編集]
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