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身心快楽

みなさま こんにちは。
北京オリンピックが始まりましたね。
現在我が家は息子の学業優先のため、「禁電視」
・・・な~んて言うと、すごく教育熱心のようですが。
こうでもしなければ埒が明かない勉強大嫌いな息子を持ったので仕方ないですね(笑)
それでも、録画で一部は見ることが出来ました。
もうちょっと感慨深いかなぁ、と思いましたが。
思ったより淡々と見てました。

ところで、先だって武田泰淳について書いたので、早速取り寄せて読んでみました。
そのうちの一冊。

『身心快楽 武田泰淳随筆選』(講談社文芸文庫 川西政明・編)

武田泰淳と言えば『司馬遷』というくらい、私の中ではこの著書が大きいのですが。
どちらか言えば、読みやすいと思われる随筆集から入ってみました。

これを読んでの印象は、『魯迅』を発表した竹内好(東京帝国大学の友人)と、好対照だと思いました。
本書に収められている"竹内好『魯迅』解説"の中でも、泰淳は

彼の歩行を芝白金の路上に認めるや、私が「おい、中国文学が向こうから歩いてくる」と同行の友人に語ったくらい・・・(以下略)

と言うくだりがあります。
竹内好が中国文学に全身全霊をかけていたというイメージが私の中ではありますが、武田泰淳にとって中国文学は彼の中の一部、と言う気がしました。
勿論、彼は『司馬遷』のようなものを書きましたが、その前に小説家であったんだなぁとも思いました。
しかし、それを差し引いても当時の中国文学研究の一翼を担った人であることには違いない。
戦中、派遣された中国から竹内好らに雑誌の感想を書き送ったりしています。
ちょっと厳しい感想などを忌憚無く書き送っているところを見ると、武田の目を竹内好らも尊重していたことが伺えます。

全編を通して感じたことは、彼の人間としての生真面目さと、それを客観的に見ている武田泰淳自身の軽やかな感じが私にとっては魅力的に映りました。
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