スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「はきん」か。「ぱきん」か。

みなさま こんばんは。
昨日は御園座に歌舞伎を見に行っておりました。
お楽しみというのはそのこと。
今回は鳴神、韃靼、義経千本桜。
義経千本桜では海老蔵が宙吊りになるという猿之助直伝の演出で派手な雰囲気でした。
韃靼も群舞が迫力があり、鳴神では菊之助がとても美しく、「ほけ~~・・・」となってしまいました。
やっぱり女形は声が美しいのがいいですね。

・・・というのを昨日、こまごまと書いたのですが。
アップしようとしたときに。

・・・消してしまった・・・

そこで疲れ果てて、昨日は寝てしまいました(笑)
・・・ってわけで、今日の枕は歌舞伎見物でした。

さて、本題。

先日「巴金」は「はきん」か「ぱきん」かの疑問を持ちまして。
日本語だと「はきん」だよなぁ・・・と。
うちの大学だと「はきん」と皆、言うと思います。
だって、現代文学史のテキスト(執筆:御大)によると。
「はきん」とルビがありました。
通信は自学自習が基本ですので。
テキストに書いてあるということは。

そのまま覚えているということです。

で、日本語だと「は」で間違いないと思うんだけど。
なんで「ぱ」なの?
中国語で「巴」の発音はピンインで「ba」ですからね。
「ば(ba)」とは読んでも「ぱ(pa)」となるかな・・なんだけど。
「ば(ba)」にはならないんですね~。
中国語には濁音はなく、有気音と無気音があるだけですから。
だから、日本語の「ば(ba)」という読み方はしないんですよね。
でも、そうは言ってもそれだけでは「pa」と読む説明にはなりませんね。
発音として「巴」と「pa」で表記した証拠を見つけなければ。

そこで登場した・・・ってか、このために購入したのが、この本。

『支那語の発音と記号』
(魚返義雄:著 三省堂 昭和17年)・・・奥付は17年ですが、手元にある本の広告欄には同じ書物が昭和16年刊と書かれてあります。

この方は日本人が中国語を学ぶための基礎を築いたと聞いています。
この本が出版された1941年(昭和16年として)には、まだピンインは無かった(現在のピンインは1958年制定・・・だったと記憶しております。。。)ので、表記方法が違うんですよね。
ピンインと違う表記法で「ba」となっていなければ、もしかして・・・ってのが今回の狙いどころです。
表意文字である中国語の発音表記は1920年代を始まりとして、さまざまな紆余曲折がありました。
(自分の持っている本では《中国現代長編小説名著版本校評》の総論部分が詳しいのですが。)
先日購入した「新青年」という雑誌でも注音字母(現在も台湾で使われている発音表記法)についての論文が載せられ、発音の表記について当時から深い関心があったことがわかります。
その辺のところはまた改めて勉強するとして。
(日本語の参考文献を現在物色中)

話がだんだんややこしくなりましたが・・・私の今回の目的は。
ピンインでは「ba」だけど、他の発音表記で「pa」と書いたものがあったら、日本人なら習慣的に「ぱ」と読んで。
それがそのまま習慣となって「ぱきん(pakin)」と読むことにならないかな・・・という妄想をしたのです。

で、日本における発音教育の草分け、魚返義雄先生までさかのぼってみました。
そしたら。

あった、あった。

「巴」に「pa」が当ててあるではありませんか!
・・・これが根拠になったりしないかな・・・という妄想。

以上のことは、何度も言うようですが、私の妄想・・・本気にしないで欲しいのですが。
魚返(おがえり)先生の本は確かに面白そうです。
昔の中国語教育法を知りたければ、これは必見かも。

値段は古本で2500円。。。これが高いか安いか・・・。
当時は1.80円で発行されていました。
1.80円・・・当時の価値で言いますと、(信用できるかどうか分からないけど)とあるサイトによると新聞の購読料くらいだそうです。
現在、新聞の購読料が一ヶ月4000円くらいとして・・・2500円は安い!!

いや・・・新聞だって取材費がかかっているし、研究の対価とは単純に比較できませんが。
それにしても、本ってなんだか安いんだなぁ、と思ってしまったのは私だけでしょうか。
でもあんまり高価だと貧乏学生には買えませんので。
こんなもんにしておいて欲しい、というのは勝手な言い分・・・ですね(笑)

今回の記事は妄想だらけ・・・どうぞその点ご容赦ください。


関連記事
スポンサーサイト
コメント
追加です。

国立国会図書館の個人著者標目では「はきん」の読み方が当ててありますね。
「はきん」の方がもしかして一般的なのかもしれませんが、どうでしょう?
2007/10/21(日) 16:21 | URL | piaopeng #-[ 編集]
★古中さま

魚返先生の書籍では「金」を「kin」と読むことは無いようです。
「金」と言う字は書籍には挙げられていませんでしたが、同じ発音(四声は違いますが)「謹(JIN3)」に「チン」とのかなが振られておりました。
ですから、「金」も「チン」と読むのではないかと推察することが出来ます。
ところが古中さまがおっしゃるように、翻訳された『家』の扉の写真をみますと、
「PA CIN」「BA JIN」と並んで「PA KIN」とのつづりが見えます。
(巴金記念集の写真参照)
ここから「パキン」と呼ばれていたことが分かります。

最初「ぱきん」との読みを聞いたとき、発作的に「重箱読みだ」と思ったのですが、それは間違っていましたね(^_^;)
2007/10/21(日) 16:07 | URL | piaopeng #-[ 編集]
金のほうはいかがでしたか?

ウェード式であれば「ちん」と読みたくなるところですよね?「華語羅馬字」で「きん」と素直に読めるものであれば、それでもいいかなという気はするのですが。

あと、国会図書館OPACで調べたのですが、昭和15年に巴金の著作が8冊、翌16年には10冊も翻訳されています。その中で「巴金」がどう読まれていたか、確認すべきではないでしょうかね。魚返「華語羅馬字」の直前?ですし。
2007/10/20(土) 04:25 | URL | 古中 #-[ 編集]
★POKOPEN先生

ウェード式(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%89%E5%BC%8F)は英語の発音を基本としているので、こっちのほうが外国人向きと考えたほうがいいのでしょうか。
魚返先生は「華語羅馬字」で発音表記をされていますので、日本ではこちらが主だと思っておりましたが、私の理解は間違いでしょうか。
2007/10/16(火) 20:45 | URL | piaopeng #-[ 編集]
そもそもウェード式で綴ればPa Chinですが。
2007/10/16(火) 07:55 | URL | POKOPEN #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

piaopeng

Author:piaopeng

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
最近のコメント
最近のトラックバック
リンク
カテゴリー
カレンダー
09 | 2017/03 | 10
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最近の記事
月別アーカイブ
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。