新訳

皆様 こんにちは。

秋の昼下がり。
外では突然のにわか雨でカミナリがなっています。
ムスコはカミナリが大嫌いなので取り組んでいたプリントを放り出して机の下に避難しています。(地震じゃないんだけどな)

今日は本を仕入れようと思ってネットで探していた時に面白い物を発見いたしました。

★光文社古典新訳文庫
http://www.kotensinyaku.jp/about/index.html

「いま、息をしている言葉で、もう一度古典を」

このコピーに惹かれてしまいました・・・・が。
う~ん・・・なんだか違和感。

光文社の取り組みにケチをつけるわけではありません。
でも、これまでも作品を翻訳する時にその当時の「息をしている言葉」で訳されなかった作品ってあるのかなぁ・・・って気がして。
明治時代に坪内逍遥が言文一致を用いて「あしひゞき」や「めぐりあひ」を訳したこともその一つだと思います。
違う言語・・・つまり全く違う文化のものを自国の言葉に訳そうとするとき、敢えて「息をしている言葉」を用いずに訳すなんて考えられない!

そんなことをつらつら思っているうちに思い出したのがこの本。

『明治大正翻訳ワンダーランド』 鴻巣友季子/新潮新書(2005.10)

日本人が外国の文学作品に触れた時のいろいろな思いや苦労やエピソードが紹介されており、翻訳に興味のある方にとっては大変面白く読めると思います。

外国の作品を多くの読者に伝えようと思うとやはり分かりやすい平易な日本語で伝える必要があると思います。
そういう意味で、時代によって新訳が出されるのは、その作品がまだ役割を終えていない限り自然の成り行きだと思えなくも無いのです。

だから、コピーとしての
「いま、息をしている言葉で、もう一度古典を」
を否定するものでは無いのですが、「今までの翻訳に対する姿勢とは違うものだ」という印象を持たれるのはちょっと違うんじゃないかな、と思いました。

光文社のこの取り組みの中心は英米、フランス、ドイツ、ロシア、イタリアの文学作品だそうです。
私としてはここに中国文学も入れてほしい。
中国文学の翻訳を探しますが、やっぱり・・・ちょっと古くなってしまっていますので。

中国文学もこういう形で改めて紹介されたら、読もうと思う人が増えるのにな、と思います。
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